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面白きこともなき世を考えて

子育てと競争戦略とゲームと日々のあれこれを適当に。

フラゲの是非 フラゲは本当にゲーム業界にとって悪なのか

発売日前にゲームソフトを入手するフライングゲット、いわゆるフラゲについてこんな記事を読みました。

ゲームのフラゲ店は何が問題なのか [ゲーム業界ニュース] All About

さて、フラゲの何が悪いのか、自分なりに考えてみました。

いわゆる平等的な観点でいきますと、フラゲは当然なくしたほうがいいでしょう。ずるいですから。

ただ、ビジネスですから別に平等にこだわる必要はありません。

どうすれば企業の利益が最大化されるのか、ゲームメーカーはそれだけを考えればよいことになります。


まず、フラゲによって不利益を被る人は誰でしょう?

これは先の記事にもある通り、フラゲという概念も知らないライトユーザーになります。

発売日の朝から人が殺到して売り切れてしまった、ということであれば、大人気だったからしょうがないと納得もできるかもしれませんが、なんだか知らないけどゲームは発売日に売られるわけじゃなくて、発売日の前日にもう全部売れてしまったので商品はありませんなんて言われたら、なんだかとてもモヤモヤした気分になるんじゃないでしょうか。

3/3 ゲームのフラゲ店は何が問題なのか [ゲーム業界ニュース] All About

ただ、これは実際のところどうなんでしょうね?

本当に発売日に手に入れたければ予約という無料でできる仕組みがあるわけで、その程度のコスト、手間も払えない人は発売日に手に入らなくても仕方ないのではないかな?と思います。

反対に、フラゲしてまで手に入れたい人というのは、フラゲできる店を探したり、コストを払っているわけなのでその分のメリットに与れても罰は当たらない気がします。

なんならフラゲが本当に価値のあるものならば、価格に差をつけてもいいと思うんですよね。

発売後に少しずつ価格は下がっていくわけだから、逆に発売日前には価格が釣り上がっていっても不思議ではありません。

こういった需給ギャップを金銭で適切にコントロールすることにより、売上の拡大と納得感の醸成を実現する、というのはむしろ業界で積極的に取り組んでもいいと思います。


もう少し広い視野で考えてみましょうか。

フラゲが当然の世界とフラゲがない世界、いったいどちらの方がゲーム業界は発展するのでしょうか?

まず、フラゲがあることで困るのは先程も書いた通り、超ライトユーザーということになります。

ただ、そんなライトユーザーっていちいち発売日を意識して即座に買いに行くものなんですかね?

仮にフラゲをなくしたら、発売日の朝の行列が長くなるだけなので、結局ライトユーザーは手に入れられないのではないでしょうか。

むしろ、行列が長くなる分、フラゲの次に手に入れたいと思っていたユーザーの入手コストを増大させる気がします。

ゲームユーザー全体でのゲーム入手コストの上昇がわずかながらにありそうです。

反対にフラゲが推奨されるくらいの環境だったらどうでしょう?

つまり、このときは発売日という概念が名目上のものに成り下がっている状態です。

メーカーから新作ソフトが発送され、ゲーム販売店に到着したそばから売っていいとすると?

流通の順番によりフラゲを実現できることになるので、バイパワーの強い大手量販店に多少フラゲ客が流れることになりそうです。(現状はイリーガルなゲーム専門店がフラゲを営んでいるという前提)

とはいえ、大手ばっかりを優先していたら、流通の効率が著しく下がりますので、結局は大きくエリア単位での配送になるでしょう。

おそらく、そうなると日単位でのズレは生じないと思いますので、どれほど小規模なゲーム専門ショップが痛手を受けるのかは謎です。


うーむ。論点はまだまだ色々あるでしょうが、どれも業界にとっては小さい話だなぁと思えてなりません。

つまらないフラゲの取り締まりや業者間での差し合いのクレーム対応をするよりは、いっそ自由化してしまって、そこにかかっていたコストをより良いゲーム開発に少しでも投じてほしいと考えてしまいます。

他にも論点があると思いますので、ご意見お待ちしております。