無名ブログでも多くの人に読んでもらえるネタのフレームワーク
ひょんなことからブログを多くの人に読んでもらうためのハック的な記事が目に留まった。
[教訓] ホッテントリー入りから学んだ!弱小ブロガーでもそれなりにバズる3つの切り口 | nasukedotnet
いつもはこういうハック的なものには言及しないのだが、なんか心に響いたので忘れないうちに自分の考えとして昇華してメモしておく。
はじめに結論を書いちゃうとこんな感じ↓
【ネタのフレームワーク】
・ソーシャルでシェアされる
・他人に教えたい
・今、流行りのニュース、ネタ
・多くの人が知らない知識
・あとで読みたい
・いつか役立つかもしれない知識
・長くて深い読み応えのある文章
・SEOで検索上位に表示される
・検索する人が一定数いる
・競合するサイトが少ない
・汎用的なワードの組み合わせである
・検索した意図と文章の内容が揃っている
解説は以下。
まず、ブログの集客経路(特に有名人でもない無名なブログの話)としては大きく二つある。
それは、
・ソーシャルでシェアされる
・SEOで検索上位に表示される
の二つである。
それぞれ順を追って見ていきたいが、まず「ソーシャルでシェアされる」記事は読み手の心理として大きく二つに分けられる。
・他人に教えたい
・あとで読みたい
の二つだ。
さらに、「他人に教えたい」記事の傾向としては、
・今、流行りのニュース、ネタ
・多くの人が知らない知識
の二つに分けられる気がする。
「今、流行りのニュース、ネタ」としては、@nasukedotnetさんが書いておられるような、松井秀樹選手の国民栄誉賞受賞ネタなどが挙げられる。
さらに、この流行りのネタを盛り上げるテクニックとして、議論が分かれるネタを用意する、突っ込む隙を作る、と言った工夫が有効とのことである。メモメモ。
「多くの人が知らない知識」としては、id:mdr52さんが書いておられる、
医学と美術の融合を目指す美術館『Wellcome Collection』が作った誰得ネットゲームAxon(軸索)が熱い - アレ待チろまん
などが挙げられる。
タイトルに多くの人が知らない単語が入っているだけで興味をそそられますし、周りの人に教えて優越感に浸りたい、といった承認欲求を喚起することにもつながる。
これらの記事は「他人に教えたい」≒シェアという関係から、twitterでの拡散が期待できそうである。
また、「あとで読みたい」記事の傾向としては、
・いつか役立つかもしれない知識
・長くて深い読み応えのある文章
の二つに分けられる。だんだんざっくりしてきた。
「いつか役立つかもしれない知識」は、例えば「一人暮らしでも簡単に作れるおいしいパスタの作り方」や「iPhoneが○○したときに▲▲する方法」などのいわゆるライフハックというやつが該当する。
NAVERまとめなどから飛んでくることが多いようだ。
「長くて深い読み応えのある文章」は、はてな村の古参住人や有識者の方による、その分野における深い造詣やデータを元にした読み物として面白い文章が多い。
正直自分で書くにしても、その次元に文章スキルが到達するための修練であったり、調査のための時間的なコストがかかったりするので、一朝一夕にはまねできないだろうが。
これらの記事は「あとで読みたい」≒メモという性質上、はてなブックマークで拡散されやすいように思う。
最後に、「SEOで検索上位に表示される」記事というのは、
・検索する人が一定数いる
・競合するサイトが少ない
の両方の要件を満たさないと、個人ブログとしてはなかなかアクセスを望むことはできない。
基本的には「検索する人が一定数いる」とビジネスとして成り立つことになるので、競合するサイトが林立することになる。
なので、ロングテールで常時少しだけ検索されるようなワードが個人ブログとして狙い目ということになる。
当ブログはまだ始めたばかりなので、検索エンジン経由での流入はほとんどないが、前のブログではいくつかの記事がGoogleで1位に表示されることがあった。
例としては「ガス代 高い」「優先席 携帯」などが挙げられる。
振り返ってみると、
・汎用的なワードの組み合わせである
・検索した意図と文章の内容が揃っている
というケースが多いよう。
このあたりはGoogle先生さすがやわー、と思うと同時に、狙って上位に表示できる可能性はソーシャルに比べると低いので、あまり深く考えないほうがいいかもしれない。
毎日書きためた記事の数が何よりの力になる部分でしょう。
以上、無名ブログでも読まれるネタの分類を半分以上自分のためにまとめてみました。
自分のモットーとしては、ただ書きたいことを書くだけなのだが、書いたあとの推敲やタイトル決めの段階では上記分類に照らし合わせてみても面白いかもしれないな、と。