パッケージゲームの有料DLCに怒るのは時間も金も余っている人なんじゃないだろうか?
いや、パワプロその他の聞きかじった話なんだけど。
どうもコンシューマ向けのパッケージゲームでは有料ダウンロードコンテンツが否定的に見られているらしい。
キャラクターとかコスチュームの追加ならまだ理解できるようだが、レベル上げアイテムとかいわゆる時間を金で買う系は特に許せないようだ。
まあジョジョの一件のような、課金しないと満足に遊べないのはたしかにいただけない。
ならパッケージの金額に最初から上乗せしとけや、ってなる。
話を時間購入系課金に戻すけど、なんであんなに怒るんでしょうね?
例えば、それまで自分が100時間かけて育てたキャラが100円とかで後から売られるならわかる。
なんか損した気分だ。時給1円みたいになっちゃうし。
でも大概の場合は販売当初から選択肢として用意されてる気もする。
今回のパワプロとかテイルズとか。
様々なユーザーのニーズに応えるための選択肢を増やすだけにも思えるのだが。
そもそも皆が皆、ゲームをじっくりプレイできるわけではない。
自分も結婚して子どもができて、明らかにプレイできる時間は減った。
でもエンディングを見てみたい、ストーリーを進めたい。
そんな人にとっては非常に有用な選択肢に思える。
実際、ポケモンの努力値振りやタマゴ孵化が小銭で解決できるなら自分は飛びつくと思う。
例えば、これがポケモンとかの対戦環境に影響を及ぼすものなら、不満を言うのも理解できる。
どんなポケモンでも金を払った分だけステータスを強化できるとか。
小さな子どもが不利になっちゃうもんね。
でも時間を買うのは結果誰にもわからんしな。
乱数調整の是非に対する議論と同じか。
結局、これは一部のワガママなユーザーの遊び方の押し付けなんでしょうね。
そもそも子どものようにお金がなくて課金できないユーザーなら不満も理解できるが
どうもそうではないよう。
自分のように時間がなくてお金があるユーザーなら選択肢として喜ぶだろう。
おそらくだけど、この時間購入系課金に拒否反応を示してるのって時間も金も余っている人たちなんじゃないか?
大学生とか。
時間があるからいくらでもやり込めるし、それで今までは優越感、達成感を感じてきた。
だけどそこに時間を金で買うという選択肢を提示されてしまった。
これでは今まで時間のないユーザーに対して抱いていた優越感を失ってしまう。
しかも意外と設定された料金が安い。
なんだよ、俺らの努力はその程度の時給換算なのかよ、という不満。
しかもその程度の価格なら俺らも買えちゃうし。
今までは時間をかけてレベルを上げるストイックな俺を演出できてたけど、心の弱い俺は楽な選択肢を提示されたらそっちになびいちゃうじゃねーか畜生。
といった複雑に絡み合った負の感情の発露なのかなー、なんて。
昔話になるけど、ゲームにおける有料課金、追加コンテンツの走りって、アーケードのマーブルvsカプコン2のような気がしている。
あのゲームって対戦格闘なのに、ドリームキャスト版持ってるとゲーセンで使えるキャラが増えるんだよね。
今考えるとメチャクチャ理不尽だし、対戦環境に影響を与えまくりだけど、あんまり避難されてた記憶がないなぁ。
負けると追加課金を要求されるアーケードの方が、この辺の金を使ったバランス破壊にナイーブでいい気もするのだが。
反対に、プレイごとに料金を要求するアーケードの方が有料追加コンテンツについて、精神的な許容度が大きいということだろうか。
今日書きたいことはそれくらい。
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