改善されないマスメディアの報道姿勢の影にチャンス
読みました。
内容に関しては全面的に賛成です。自分も前々から思っていたこととドンピシャリでした。
マスコミだとかコンビニだとか、営利企業でありながら知名度や影響度がありすぎると、一部の人が社会インフラ的な扱いをして、こうあるべき、みたいな議論が巻き起こったりしますが、上記記事にある通り、営利企業である以上は基本的に自社の利益のために動くものです。
なので、基本的にはある企業やサービスが気に入らないと思ったら、文句を言ったり、叩いたりするのではなく、粛々とそのサービスを利用しない、買わないというのが最も効果的な意思表示だったりします。
まあ、マスコミなんかはこの機能がシステムとして売上と繋がっていないので、なかなか公正さを求める改善のための機能が働かないよねー、という話だったと思います。
で、さらに一歩話を進めると、これってチャンスだとも思うんですよ。既存のマスコミに取って代わりたい存在にとっては。
どちらかというと報道に公正さを求めるという層が、Web上にはそれなりの数がいて、ただ、既存のマスメディアではその公正さの部分が売上に繋がる仕組みになっていないので、いつまで経っても改善されないと。
となると、仮にですが、マスメディアと同じ程度の情報量を圧倒的に公正な目線で提供することが出来れば、あきらかな差別化となってある層に支持される可能性が高いのではないでしょうか。
これは収益を広告収入に頼っていると限界があります。
広告収入に頼っていると、どうしても広告主に関する報道には一定の配慮をせざるを得ず、公正さを失ってしまいます。
また、公正であることよりも広告効果としての見られることが重要な指標となってくるので、多少不正な方法をとってでも、視聴者を集めることが正当化されてしまいます。
この点で、既存マスメディアに取って代わろうとしているWebメディアは注意する必要があります。
しがらみが少ない分、既存のマスコミに比べると一見公正さを保っているように見えますが、ビジネスモデルの根幹が広告に頼っているようだと、どこかのタイミングで同じ問題にあたり、同じレッテルを貼られてしまう可能性があります。
なので、特に今アイディアが浮かんでいるわけではないのですが、今後既存のメディア、報道に取って代わろうとしている方は、収益の源泉という部分も、違う考え方ができるように気をつけるといいと思います。
なんか投げっぱなしジャーマンになってしまいましたが、今日はこの辺で。