面白きこともなき世を考えて

子育てと競争戦略とゲームと日々のあれこれを適当に。

秘密保護法案が通ったっていいじゃないか

別に煽っているわけではないが。

あんまり詳しいことは知らないけど、あんまり国民にとっては喜ばしくない法律らしい。

少なくとも権力者が悪用しようとすると、悪いことが起こりそうな予感がするらしい。

だから反対する人がいるらしい。

でも世論は意外と寛容で、まあいいじゃないかみたいなノリで通りそうだとのこと。



なるほど、穏やかじゃないね。

でも別にあんなもの通ったっていいじゃないか。

どんな事案だって、反対する人はことさらにリスクを過大に喧伝するものだ。

最大のリスクを見積もり、それが100%の確率で発生すると予測するものだ。

そんなリスクが発生する確率はそれこそ万が一の世界だ。



むしろ、反対により良い世界、社会になったらどうする?

人間の予測レベルなんてまだまだたかがしれてる。

思いもかけない副作用で素晴らしい未来が待っているかもしれない。



一番恐ろしいのは変わらないことだ。

人間が種として変化をやめてしまうことだ。

今が一番と声高に宣言するよりは、どうなるかわからないけど変わろうとする選択もありかもしれない。


今の国の形だってたかだか戦後60年程度の歴史しかない。

それを唯一絶対最高のように支持するのもどうかと思う。

戦時中がよくなかったのは確定かもしれないけど、別に一つ法律が通ったからって戦争が始まるわけでもない。


そもそも、法律が通ったからって国そのものが変わるには時間がかかる。おそろしく。

法律が通ったからってそれを守るかどうかは国民に委ねられている。

どんな運用になるかもわからない。

法律は法律、国民は国民。

本当に嫌なら通った後に革命を起こしてもいいし、通った後に暗殺したっていい。よくないけど。


どうもいわゆる識者の唱えることって、一事が万事、風が吹けば桶屋が儲かるように聞こえるんだよなぁ。

そんな世の中単純じゃないよ、きっと。

でもまあ、あの法律は通らない方がいいよねー。


なんて、思考の流れが帰り道で溢れた。