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面白きこともなき世を考えて

子育てと競争戦略とゲームと日々のあれこれを適当に。

テレビが最近つまらなくなったなんて嘘っぱちだ!

経営・ビジネス

なんか最近テレビ批判が続いていてよくない。

ということで、今日は斜陽といわれるテレビ業界の援護記事を書こうと思う。


テレビオワコン説、二つの側面

Web界隈でたびたび聞かれる、いわゆる「テレビオワコン説」は本当だろうか?

このテレビオワコン説には2つの側面があると思う。

まずひとつは、テレビを見る人が少なくなった、という量的問題。

そしてもう一つが、テレビが最近つまらなくなった、という質的問題だ。

もちろんこの2つは関連していて、テレビがつまらなくなったから見る人が少なくなった。

そうするとテレビの収益源である広告収入が減るので、コストとしての番組制作費が削られて、番組がどんどんつまらなくなっていく、という負のスパイラルが考えられる。

量的な問題での、テレビの視聴者数の減少はいろいろな所で語られているので今回は触れない。

ここについては、

・以前よりもテレビ全体の影響力は落ちてきている

・しかしながら、まだまだマス媒体としてのテレビの力はすごい

というので現時点でのファイナルアンサーだと思う。

いや、実際うちの会社も定期的にテレビCMとかやるんですけど、けっこう影響力があるんですよね。

このへんはどっかの誰かのブログで紹介されていた気がするので、検索してみてください。


テレビの手法がワンパターンなのは昔から

というわけで、今日私が取り上げたいのはテレビの質的な問題。

テレビって最近つまらなくなったよね、という言説が本当かどうかです。

Webでよく聞かれる説が、番組制作費をケチるために、ギャラの安いお笑い芸人を起用したクイズ番組ばっかりになった、というものです。

まあ実際にゴールデンタイムのテレビをよく見る自分としては、この指摘の後半は正しいと思います。

たしかに、似たような番組ばっかり。

しかも、一つ企画がヒットするとすぐにそれを乱発したりして、飽きやすい構成にはなっていると思います。

でも、そんなテレビの手法って今に始まったことじゃなくて、私が子供の頃の20年くらい前からそんな感じだったと思うんですよ。

実際、お笑い芸人は笑いのプロですから、変なアイドルとか俳優とかを中心に据えるよりも、お笑い芸人をメインに起用したほうが、番組の面白さは安定すると思います。

これは余談ですが、番宣に来る俳優とかの大半は、番組の面白さを損なう存在でしかないので、私にとってはお笑い芸人だけで全体が構成されている、「アメトーク」や「リンカーン」は特筆すべき存在だと思います。


変わったのは「テレビ」ではなく「あなた」

テレビの手法とか番組のレベルは正直ここ数十年変わってないとしましょう。強引ですが。

となると、なぜテレビが最近つまらなくなったと言われるのか?

実は自分には仮説があります。

変わったのは番組を作る側ではなく、番組を見る側なのではないでしょうか?

というのも、自分は最近テレビがちょっと前より面白くなってきたんですよね。

なんでだろ?と考えたんですが、結婚して一人暮らしをやめたことが関係してるのでは、と思い至りました。

一人暮らし時代は当然テレビは1人で見るものでしたが、結婚して妻と同居するようになってからは二人で見るものになりました。

そうするとネット民が毛嫌いするようなお笑い芸人のクイズ番組が昔よりも面白く感じてくるのです。

1人の時は、深夜の企画系お笑い番組のほうが良かったのですが、クイズ番組なら知識や閃きを妻と勝負しながら楽しんだりもできます。

そういう意味で、ゴールデンタイムに多い、テンプレ系クイズ番組というのは一人暮らしよりもファミリー層をターゲットにしたもので間違いないと思います。

おそらくですが、テレビがつまらなくなったと声高に叫ぶ人ほど、いわゆるテレビが面白かった昔と比べて、テレビを見ている自分自身の環境が大きく変わっているということはないでしょうか?

子供の頃はリビングで家族と一緒にワーキャー言いながら見ていたのに、最近は一人暮らしを始めてネットを見る片手間の「ながら視聴」になっている、などというケースがけっこう多そうな気がします。

いかがでしょう?けっこう心当たりがあるのでは?


もちろんテレビ業界側からすると、そういう一人暮らしの若者を取り込めるコンテンツ制作が重要なのは言うまでもありません。

が、それとテレビ自体がつまらなくなってきた、ということはちょっと違う話だと思うんです。

嘘だと思ったあなた、久しぶりに実家に帰って家族でくだらないバラエティ番組を見てみてはいかがでしょう?

きっと今までとは違うテレビの顔が見られると思いますよ。