面白きこともなき世を考えて

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iPhoneってなんか使いづらくないですか?

先日、2年間愛用していたAndroidスマホに別れを告げ、iPhone5に乗り換えました。

憧れのiPhoneやー、と興奮したのもつかの間、なんか使いづらくてすぐに現実世界に引き戻されることに。

iPhoneユーザビリティがすごくいい、という前評判を聞いていたのでちょっと意外。

iPhoneしか使ったことがないという生粋のApple信者の方は知りえない事実かもしれませんが。

というわけでAndroidからiPhoneに乗り換えた自分が、iPhoneの使いづらい点を軽く指摘。

※まだ買ったばかりなので、私が知らないだけ、という可能性もありますが、そこはご容赦ください。というか詳しい方、いろいろ教えてください。


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「戻る」ボタンの便利さたるや

まず、iPhoneAndroidの最も大きな違いは、デバイスの「戻る」ボタンが存在しないこと。

デバイス付属のボタンとしては、大半のAndroidスマホには、ホームボタン、戻るボタン、メニューボタンの3つがついていて、各アプリに対応して動いてくれるので超便利。

反対に、iPhoneの場合は、ホームボタン1個しかないので、なんかいろいろやりづらい。

例えば、twitterアプリからブラウザにリンクした場合など、Androidなら戻るボタンを押せば、もともと開いていたtwitterアプリに戻ることができます。

が、iPhoneの場合はそんなボタンがないので、一回ホームボタンでホームに戻ってから、もう一度twitterアプリを起動する必要があります。めんどくさい。

また、メニューボタンがないので、そのアプリに関する設定ボタンがアプリ画面内に存在しないと、どこから設定を変更していいのかが分からない。

例としては、iPhoneデフォルトのメーラーなどが挙げられます。

どこにも設定変更っぽい機能がなくて、ホーム画面の「設定」から行くと気づいた時の徒労感たるや。

このホームボタン一つが洗練されたデザインなのかもしれませんが、極めて不便なのでAndroidを見習ってほしいなあ、と。

また、これは個人の趣味によるかもしれませんが、物理ボタンもできればやめてほしい。すぐ壊れそうだし、押すの疲れるし。タッチセンサー希望。


左上だけには置かないでほしい

次に、上記の戻るボタン不在にも関連することですが、アプリなどの戻る、もしくは画面切り替えのボタンが、画面左上に配置されていることが多い。

個人的に、Webブラウズなどをしていて、もっとも使う機能が戻るだと思っています。

そして、右利きの人間が片手で操作しているときに、最も押しづらい場所が画面左上だと思います。

もっとも使う機能をもっとも押しづらい場所に設置するとはこれいかに。

もしかして、おしゃれなiPhoneユーザーには左利きが多いのかな?

自分はそんなに親指が長い方ではないので、全然届かないのですが。

これは、Appleではなくアプリ制作者が配慮すればいい部分だとは思いますが。

技術者の皆さん、ぜひ戻るボタンを左上だけには配置されませんよう。


失って気づいたウィジェット

最後に、iPhoneウィジェットが置けないのが地味につまらない。

まあ、これは事前に知っていたので、それを承知で買った私が悪いのですが。

Androidウィジェットという形で、アプリの起動アイコンだけでなく、展開されたアプリの機能を直接ホーム画面に設置することができます。

これがあると、天気とかニュースとかいちいちアプリを起動しなくても目に入ってくる情報が多くて助かります。

iPhoneウィジェットがないので、そういう意味でのカスタマイズができないことによる不便さもありますし、また、ホーム画面が同じ大きさのアイコンの羅列に過ぎないという、デザイン的なつまらなさもあります。

ランチャー的なアプリを入れればカスタマイズできるんでしょうか?よくわからない。


iPhoneの戦略的な優秀さが際立つ結果に

以上、買ったばかりのiPhoneに対して、素人丸出しの不満ばかりを投げつけてみましたが、巷でいろいろ言われているように、iPhoneが優れている点も多く存在します。

それは例えば、マーケットに存在するアプリの量であったり、触った時の動きのヌルヌル感だったりします。

実は、これらのiPhoneが優れている部分というのは、競争戦略的には極めてキャッチアップしづらく、大きな差別化要素になるのも事実です。

ボタンの配置や機能の有無というのは、0 or 1で判断できる部分で、競合からするとマネをするのが容易だったりします。

便利だと思ったら、機能を付けてしまえばいいのですから。

それに対し、iPhoneが持っている優位性というのは、極めて定性的、感覚的な部分なので模倣がしづらい分野になります。

例えば、ヌルヌル感で言うなら、別にスクロール時の滑らかさや、アプリ起動のスピードだけで決定されているわけではありません。

それら、ヌルヌルを構成する要素が複雑に絡み合って、ユーザーに結果としてヌルヌルというUX(ユーザー体験)を提供しているので、どこをまねすればiPhoneと同じヌルヌル感を生み出せるのかがわかりづらいんですね。

競争戦略における優位性の点で言えば、iPhoneの長所は「構築するのが難しいがキャッチアップされづらい」という定性的、感覚的な点に収斂されているようです。

これは競合との差別化を維持しやすいという点で、持続的な利益を出し続けるには最高のモデルだと言えます。戦略的には極めて優秀な商品だと言わざるを得ないです。

悔しいですが、iPhoneをdisっていたら、iPhoneが売れ続ける理由が理解できてしまいました。


まあ、どうもiPhoneは個人的には使いづらい気がするので、このままなら自分は次はまたAndroidに戻るのは間違いなさそうですが。

もっと素敵なスマホがいろいろ出てくるといいですね。



あとはiPhoneの長所はやっぱりそのユーザー数の多さからゲームとかの移植も早く進むこと。最近はFF5も移植されたとかでちょっと気になる↓(これはGBA版。懐かしい)

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