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子どもに投票権を与えるよりも老人から投票権を奪えばいい

どんな意図があるのでしょうか?

「成人年齢18歳」議論へ 衆院憲法審査会 - MSN産経ニュース


高齢化による人口ピラミッドの歪化に不安を覚える人間としては、少しでも若い世代の比率が上がるというのは、まあ歓迎すべき事案な気もします。

とはいえ、実際問題としては18歳の投票権獲得により「より良い国」へ向かう力が働くかは正直疑問。

今の世代の若い層は自分なんかよりもよっぽど優秀なのは想像に難くないのですが、それでもまだ10代となると、ミーハーな票の比率が増えるだけじゃないのかな?という不安もあります。


それはさておき、なんで選挙権って年齢で線が引かれてるんでしょうね?

基本的には成人していない子どもは知識も判断力も乏しいので、ノイズになるという判断だと思いますが。

でもそう考えると、なんで老いぼれた老人からは選挙権をはく奪しないんでしょう。

車の運転においても、高齢者は危険なのでもみじマークの着用が義務付けられていたりしますよね?

同じような話で、例えば70歳以上は選挙権をはく奪するとか、0.5票として扱かうとかあってもいいと思います。

実際、表面的な問題としてもちょいとボケ気味の老人に付き添う形で投票行為を強要するような事案がたまに報告されますし。

自分の頭で考え、投票することができないのであれば子どもと同じなので、そのあたりに規制を加えるような形にしても面白いと思います。


また、判断力が怪しいとして未成年への選挙権付与を悩むのであれば、投票権を親権を持つ親に渡してしまってはどうかとも思います。

判断力が足りないので自ら考えて投票させるのは不安かもですが、親が代替すればその不安はなくなります。

それでも選挙権を与えることによって、一人の国民として意見を表明する権利は間接的に持っていることになるので今よりもバランスがよいのでは?

また、形式的とはいえ投票権が子どもの権利となれば、さながらお年玉の使い道のように、親子の間で選挙に関する話題が増え、若者の政治参加への関心が高まることも期待できます。

国全体における子持ち世代の発言権が増すことにもなりますので、少しの力かもしれませんが少子化対策、より子育てのしやすい社会への圧力が働くことも期待できるでしょう。


これらは単なる思いつきレベルの提案ですが。

いまいち効果の薄そうな投票権の2歳引き下げとかでもめるくらいなら、もう少し大胆な議論を展開してもらいたいところ。