ブログの引越を通じて認める若さ故の過ち
昨日、livedoor blogからはてなブログに引っ越してきた私。
SEOとかアクセスの観点で言うと、ブログの引越っていうのは基本的にはしないほうがいいと思います。
Wordpressとかで自分で完全にカスタマイズできるなら一つのサイトとして、記事の移転などもできますが、基本的には手間が掛かるし、システムによってはそもそもできないことも多い。
また、何よりそれまで書いてきてせっかく各所から頂いていた被リンクを失ってしまうことになります。
有名人であれば、ソーシャルメディアで告知していけば、またすぐに読者は戻ってきてくれるかもしれませんが、私のようにしがない木っ端ブロガーが元のブログを読んでくれていた読者層を引き継ぐというのは正直かなり難しいと思います。
というわけで、アクセスのことだけ考えるのであれば、ブログの引越などそもそもしないほうがよろしい。
が、ときにそれだけでは語れないことがあるのがブログの世界のむつかしいところ。
私の場合、今回の引越しの一番の動機ははてな村への憧れでした。
もう、本当にそれだけ。
田舎で育った少年が都会に憧れて高校卒業と同時に盗んだバイクで走りだすのとまったく同じ心理です。
が、もう少し控えめな付属の理由として、次のようなものも微妙にあったのも事実。
それは、若気の至りを消すこと。
まあつまり、昔書いていてちょっと恥ずかしい記事を忘れたいということです。
私の場合ですと、例えば、
なぜ優先席付近では携帯の電源を切るのか〜ルールの意味を考えない大人たち
とか、
などなど。
今振り返ってみると、「なんでこんなに攻撃的なんだ、こいつ?」と自分でも不思議に思ってしまうのですが、まあアクセスを稼ぐためにはちょっと刺激的なことでも書かないといけないとでも思っていたんでしょう。
ぶっちゃけ考え方自体は、先の記事を読み返してみても全然変わっていないのですが、なんとも攻撃的な書き口が恥ずかしい。
本来ならそんな恥ずかしい記事なんて削除してしまえばいいのですが、やっぱり一度世に出したものを取り下げるというのもなんだか自分の中では哲学に反する気がする。
というわけで、折衷案として自らの若さ故の過ちを認めつつ、とはいえ全面に出すのは恥ずかしいのでほんの少し忘れるために、恥ずかしい子供の頃の写真をそっと戸棚の奥にしまうつもりで、ブログの引越をしてきたのであります。
こうやって引っ越してきた新天地で言及してしまってはあんまり隠す意味もないのですが、まあ大学デビューならぬはてなデビューといった感じでしょうか。
昔の自分を少し忘れて、頭を切り替えて進むための精神的な儀式としてはブログの引越も有効なのではないかという、まあそれだけのお話。